必修ゼミ「歯の基本」| 虫歯と歯周病って、どんな病気?

虫歯と歯周病は、細菌が原因の感染症です。

治療しても、何度もできてしまう虫歯と歯周病。それぞれどのような病気なのでしょう?
また、意外と知られていないその原因についても学びましょう。

虫歯って、どんな病気?

虫歯は細菌が生み出した酸が歯を溶かし、蝕んでいく病気のことです。虫歯を予防するためには口腔環境を良好に保ち、細菌を増やさないことが大切です。また、歯は再生することがなく、一度、失ってしまった歯は取り戻すことができません。

歯周病って、どんな病気?

歯周病は歯の周囲組織に発生する疾患で、虫歯と同じように細菌が原因です。大きく分けると、歯肉の炎症による出血や腫れを引き起こす歯肉炎と、歯肉炎の状態に加え歯を支えている歯槽骨が破壊されてしまう歯周炎の2つがあります。

虫歯も歯周病も生活習慣病なのです。

虫歯も歯周病も、不衛生な口腔環境が引き起こす生活習慣病です。
食生活の乱れなど生活習慣を見直すことと、正しいケアを行うことで悪化を防ぐことができます。

1限目以降は、そんな虫歯や歯周病に有効な予防・メンテナンス、治療方法について学んでいきますが、その前に、虫歯や歯科医院に関する意識調査アンケートを見てみましょう。日本ではまだまだ、意識改善の必要があることがわかります。

歯についての国民調査アンケート

虫歯と歯周病は細菌の集合体‘バイオフィルム’が原因の感染症で、いずれも食生活の乱れや不衛生な口腔環境が引き起こす生活習慣病です。
貴重な歯と歯周組織を守るためには、日頃の適切なケア=予防が一番大切なのです。

それでは、歯の病気の基本がわかりましたので、如何に予防するか、治療が必要な際にはどのようなアプローチが必要になるか、順番に学んでいきましょう!